諸々の法は影と像の如し
「でも魔﨡、さっき任せろって言ったじゃない」
章親が言うと、魔﨡はきょとんとした目を向けた。
「何も章親だけが内裏に行かずとも、守道の御魂が異変を知らせれば、我が章親を内裏まで運んでやるということじゃ」
え、と今度は章親がきょとんとした。
「我が本身になれば、お主ら二人を運ぶことなどわけないぞ」
「あっなるほど~」
ぽん、と手を打つ守道だったが、その横で章親は青くなった。
本身ということは、龍になる、ということか。
龍の背に乗って内裏に行くのか。
それはそれで、何事も起こらないのか。
落雷や豪雨が起こりそうだが。
「……転がり落ちそう……」
そもそも魔﨡の本身は、いかほどの大きさなのか。
龍の大きさはわからないが、物凄く大きいという印象なのだが。
下手に着陸すると、内裏をぶっ壊してしまうかもしれない。
「ま、魔﨡。くれぐれも、周りをよく見て行動してね」
魔﨡の性格からいって、内裏で変事があれば喜び勇んで飛んで行こう。
そのまま内裏に突っ込みかねない。
章親はとりあえず、魔﨡に釘を刺しておいた。
章親が言うと、魔﨡はきょとんとした目を向けた。
「何も章親だけが内裏に行かずとも、守道の御魂が異変を知らせれば、我が章親を内裏まで運んでやるということじゃ」
え、と今度は章親がきょとんとした。
「我が本身になれば、お主ら二人を運ぶことなどわけないぞ」
「あっなるほど~」
ぽん、と手を打つ守道だったが、その横で章親は青くなった。
本身ということは、龍になる、ということか。
龍の背に乗って内裏に行くのか。
それはそれで、何事も起こらないのか。
落雷や豪雨が起こりそうだが。
「……転がり落ちそう……」
そもそも魔﨡の本身は、いかほどの大きさなのか。
龍の大きさはわからないが、物凄く大きいという印象なのだが。
下手に着陸すると、内裏をぶっ壊してしまうかもしれない。
「ま、魔﨡。くれぐれも、周りをよく見て行動してね」
魔﨡の性格からいって、内裏で変事があれば喜び勇んで飛んで行こう。
そのまま内裏に突っ込みかねない。
章親はとりあえず、魔﨡に釘を刺しておいた。