諸々の法は影と像の如し
後書き~という名のウラバナシ&ネタバラシ~
 あ~~~、終わった。
 何とか終わらすことが出来ましたよ。
 ほんまこれ、何が起こったら終わるのさ~、とはらはらどきどきしましたとも。

 章親と魔﨡の関係を、もっとがっつり書く予定だったんですがね、何か規格外の宮様だの、ひたすら怪しい惟道だのが出張って来て、そこのところが何か薄ぼんやりしたままになってしまいました。

 これは初めはネタも何もなく、ただフィギュアスケート(2015-2016シーズン)を見ていたせいで陰陽師が書きたくなっただけだったものに、ぽんと出て来たホラー的ネタを投入して作った代物でして。
 本来章親らの部分と惟道の部分は別物だったんですよ。

 つかね、ホラー的要素である惟道の部分、あれ、2016年の左近の初夢です( ̄▽ ̄;)
 左近が惟道だったの。

 舞台は現代だったんだけど、惟道と道仙みたいに、兄(実際には左近に兄はいない)の招いた女性二人のうち一人を左近が別室に連れて行って、そこに鬼が放たれるっていう。
 女性を部屋に通して扉(襖だったような)を閉めた後で、左近はにやりと笑ったな~。

 その後の鬼のセリフ『次はお前』ってのも、実際夢で言われましたよ。
 凄い初夢だな( ̄▽ ̄;)

 そこを強烈に覚えていたので、これはネタ的に面白いではないか、と思ったものの、次の連載の下書きとしては、すでに二本書き始めていたわけで、書くとしたらホラーだよな、三本目? と考えたときに、無理だろ、と。
 で、鬼だし平安だな、て軽い平安陰陽師モノの予定だったほうに、ホラー要素投入。
 結果主人公が何気に霞むというね。

 それにしても今回は、今までの長編にないほど辛かったかも。
 何ででしょうね、バトルがないからかなぁ、とも思ったけど、前回の『Switch』のほうがバトルないしな。
 頭がもう完全に平安から江戸にリセットされているのかもね。
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