アイドルとわたし





「はい、できたよーって、3人共大丈夫!?」




料理を綺麗に盛り付けしてくれた智哉くんが食卓に運んできてくれた。





でも、3人のなんとも言えない雰囲気に少しびっくりしていた。





「うん!大丈夫!



智哉くん綺麗に盛り付けたね!」





「ふふ(笑)ちょー頑張った」





得意気な顔も可愛すぎます。





「智哉さん」




「えっと、桃ちゃんだっけ?」




桃が智哉くんに話しかけた。





なに言うんだろう。桃。





「真央のことは遊びじゃないんですよね?」





「ちょっと桃!」





「真央は黙ってて」





怖い!



桃さんさっきまで涙目で祝福してくれたじゃん…!





なんで?って思ってると横から優くんが察したかの様に耳打ちしてきた。





「桃は本気で真央ちゃんのことが心配なんだよ。


だって、真央ちゃんのことが大好きだから。




あまり傷つく姿は見たくないって思ってるから」





「桃…」




きっと、桃が優くんと付き合ったときのあたしと今の桃は




同じ気持ちなんだろうな。





あたしもあんな風に優くんのこと威嚇してたもんね。





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