アイドルとわたし
誰がなんといおうと俺は
「真央のことが好きだから」
別れてから初めて、誰かに自分の思いを打ち明けたかもしれない。
でも、気づいた。
真央が危険な目に合わないように俺が側にいて守ればいい。
真央には桃ちゃんがいて、優くんやお母さん、お兄ちゃんがいて、
俺が守ってやれないときに代わりに守ってくれる人もいる。
過激なファンも確かにいるけど
俺はスキャンダルになるくらいなら正式にマスコミに発表する。
俺にはたった1人の愛する女性がいることを。
隠すから余計に妄想が膨らんで激しいバッシングに繋がるんだ。
「俺らは何があっても変わらないから」
爽くん。
「そうだよリーダー!
だから反対なんてしないよ!」
伊月。
「ほんと、しょうがないリーダーだ」
瑞季。
「俺らのリーダーはリーダーしかいないんだから」
瞬。