アイドルとわたし
「わー!真央ちゃん久しぶりー!」
「伊月くん、久しぶり」
「いらっしゃい」
「爽くんありがとう」
「真央ちゃん来てくれたんだね!」
「うん。瞬くん格好良かったよ」
変わらないみんなの笑顔があった。
でも、そこには
「智哉くんは…?」
智哉くんの姿はなくて。
「あー、ともやんは今社長と話しているんだ!次の仕事について」
「そっか…」
じゃあ、智哉くんが呼んだ訳じゃなかったんだ。
「でも、なんであたしをここに?」
智哉くんじゃないとしたら誰が?
「んー、それはね、俺らから聞きたいことがあったから、かな」
「聞きたいこと?」
「そう、聞きたいこと」
頭の中が?でいっぱいのあたしに
爽くんが優しく問いかけた。