アイドルとわたし




そして、今日は向かっているところがある。





「おはようございます、、」






「真央ちゃんおはよう!




いやー、本当に一般人にしておくのはもったいない!」






「いやいや…」





「じゃあ、用意してある衣装に着替えて、ヘアメイクもやってもらっちゃって!」







お気づきでしょうか?






そう、わたし





少しだけモデルのお仕事を引き受けることになったのです…







周りには有名な人ばかり。




細い!顔小さい!スタイルいい!






あたしが場違いすぎて悲しい。






「あの会見でどれだけの業界人が真央ちゃんに目を付けたことか(笑)



気どらない性格に、美しさと可愛さを兼ね備えた顔。そして抜群のスタイル。




あたしもかなりの芸能人のメイクを担当してきけれど真央ちゃんは格別ね」








褒めて褒めて褒めてくれる。





とても照れ臭い。





決して憧れがない訳ではないから嬉しいし光栄なことだけど




本当は避けたかった世界。








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