アイドルとわたし
「嫌だよ…
中原くんやめて…」
中原くんの体の撫で方がいやらしくて
息があがりそうなのを必死に我慢する。
「必死に我慢しちゃって…
いいんだよ、声だして」
どうしよう。怖い。
でも、それと同時に理解したんだ。
中原くんは最初からこれが目的だったんだ。
だから夜から会おうって…
浮かれてた自分がバカみたい。
キスをしながら座席を倒してきて
抵抗しないあたしは
その気なんだろうか。
ううん、違う。
怖くて動けないんだ、