アイドルとわたし




桃があたしの携帯を手に取り優くんに見せる。




「真央ったらね、中原に襲われたショックで智哉くんのアカウント自分で作っちゃったの!!!!!」





“ともやん”という名前のLINEを優くんがしばらく眺める。




そして数秒後、ぽんっとあたしの肩を叩いて





「傷ついたのは分かるけど



こーゆーことは絶対にしちゃだめ」





残念な奴を見る目であたしを見てきた。





このカップルめ…!





「だから!これあたしじゃない!」





「じゃあ誰よ!騙されてんの!?」






「まあまあ2人共落ち着いて(笑)」





「「うるさい!!!」」




止めに入ってくれた大人、優くんを




あり得ないくらいの迫力で黙らせるガキ2人。






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