私的日常記録



「ま、松田君……行動班一緒にならない?」


「……ごめん木元さん。俺はレミちゃんと行きたいから。」


「うん。分かってた……ちゃんと答えてくれてありがとう。頑張ってね!」


「うん!」





勇者さんいや、木元さん達、すごく優しいじゃないか、


断られてもお礼言えるなんて。





「レミ、彼女等『分かった』じゃなくて『分かってた』って言ったねwww?」


「うん?」


「次はレミがちゃんと答える番よ⁉グフフ…」


「うん。サァヤ、笑い方出ちゃってる。」


「あらいけない!ウフフ?」





残念なのはサァヤもだと思うのは私だけか?


でもそうだね。


私も真摯に返事しなきゃね。





「よし。……レミちゃん!結婚を前提に俺と付き合ってください!」


「え?ごめんなさい。」


「うわ~んフラれた~(メソメソ」


「そうきたかwwwそれは無理だろうよwwwww」





え?今学年合宿の行動班の話をしてた、はず。


どうしてこうなった?


それも、





「流石残念王子~♪」


「王子頑張れー!」


「笠原さん、優しくいこう!」





これ……私が悪いの?





「クラスみんなが残念王子の味方みたいよ?ウフフフッフッ、ブフゥッwww」


「口元にマイクつけてその笑い方を全校に放送してやる!」


< 15 / 125 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop