私的日常記録
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「皆様~、左手に見えますのは諏訪湖でございます。諏訪湖は……」
あのあと旅行前の妙なテンションから戻ってきたみんなは常識の範囲内で騒いだ。
誰も視聴者がいないであろう中案内を続けるバスガイドさんは少し可哀想だけど許してほしい。
親睦を深めるための学年合宿なんだ、
湖の説明より友達との会話の方に耳を傾けてしまうのは私だけではない。
「やり~♪村人の勝ち~」
「あ~ぁ、また負けた……」
「いや、狼が負けたのほぼレミのせ……スミマセンスミマセンwwww」
バスの中はホテルの部屋ごとに集まっているので今は女子だけで人狼(じんろう)というゲームをしている(知らなかったらGoogle先生だ!)のだが、
人間側でも狼側でも、何故か私は今まで全敗という記録だ。
「納得いかん。」
「アハハ!れみちゃんは素直なんだよ!嘘が分かりやすすぎ!」
「キッティー言い方優しいねwwwこういう時は単純に下手くs、素直でいいですよね~www」
「私の中で紗綾ちゃんの印象が大分変わったようです……」
「カナやん、サァヤのは詐欺だからしょうがないよ。大丈夫。そのうち慣れる。」
「あれ?もしかして私貶されてる?カナシイワwww」
因みに同じ部屋の女の子というのはキッティーこと木本 愛実(きもと まなみ) とカナやんこと塩原 加奈(しおばら かな)だ。
キッティーはかつての勇者さんである。崇め奉りたい。
それに部屋割り決定戦の時には、なんとキッティーの方から誘ってきてくれた。
キッティーは第一印象のまま良い子で可愛いのでこの子こそ真のマドンナだと私は踏んでいる。
キッティーにも裏切られたらもう私泣くかもしれない。
「勝手にマドンナ像押し付けといて勝手にがっかりしないでくださる?グヘヘヘwwww」