私的日常記録
このメンバーで来れて良かった。
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「1組全員います。」
「はい、ご苦労。」
初日の一喝が効いたのか我1年1組は集合時、とてつもなく優秀だ。
「笠原、お前何したの?」
「先生がお菓子見ながらウキウキしている間にちょっと。」
「俺様は別にウキウキなんて「お菓子美味しかったですか?」……そうかお疲れ様。助かった。」
「どういたしましてです。」
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バイキング形式だった朝食は豪華で、ここぞとばかりに食べさせて頂いた。
「寝起きのレミちゃんを見られるなんてもう俺死んでも良い……レミちゃん細いのに沢山食べるんだね?いっぱい食べる君が好きだよ!」
とか言う声と同時に腰に手を回してきた変態を殴り飛ばしたのは余談。
その後すぐに復活して私と全く同じメニューを取っていた松田君にはバイキングのなんたるかを今度教えようと思う。
「皆様おはようございます!昨晩は良くお休みになられましたか?」
「「はーい!」」
元気な嘘の返事に律儀にお礼を言うバスガイドさんに心底同情する。
申し訳ないが、女子はオール万歳して当然!の勢いで喋っていたし(私は2時でダウンしたけど)、
男子は専用枕で枕投げ大会を執り行った(変態情報別に聞いてない)ようです。
つまり何が言いたいかというと、
今日もあなたの説明は聞いていられません。
周りを見れば本当は移動中が正しい睡眠時間なのではないかと思うほどにみんな夢の中にいるようだった。
さっきの元気な挨拶なんだったんだ
「レミちゃんも心配せず寝て良いんだよ?俺が誰にも寝顔なんて撮らせないからね!」
「松田君が手に持ってるカメラをこっちに渡してくれたら安心して寝るよ。」
「…………。」
「はい、確かに。」
写真が趣味の、サァヤが使っている様な本格的なカメラを没収してから私も眠りにつく。
「あぁ、寝顔もやっぱり世界一可愛いよレミちゃん……(カシャッ」
眠かった私は今時みんな持っている多種多様な機能を持つデジタルデバイスの存在を忘れていた。
当然、変態に寝顔を(写真とムービーで)撮られていたなんて、私は知らない。