私的日常記録
「は~い、じゃあ最後の行程です!こっちでガラス溶かしてくっつけるから気を付けて来てね~♪」
オルゴール館?のオバサマが陽気に声をあげる。
家の母みたいなノリだけど職人なんだよね
なんか作業してるときの目が格好良い。
「次、俺等終わったから松田達行けよ!」
「おぅ、サンキュ!行こうレミちゃん!」
「うん。」
ガラス溶かすとか人生初の経験だわ。
赤くなってる釜みたいなのに入れるのかと思っていたが手に熱くなるコテみたいのをもって少しずつ溶かしてくっつけていく。
「じゃあみんな利き手と逆の手で容器を回しながら作業してね♪」
左手でオルゴールの容器を回していく、と私の肘に松田君の右肘があたった。
「レミちゃんと接触しちゃった……もう一生右腕洗わない」
「腕を洗わない汚い人とは隣に座りたくおりません。」
人にぶつかってからはぁはぁと息を荒くするもんだから、なんか私が病原体みたいで嫌なんだが
「全身くまなく洗うのでベッドに潜り込んでいいですか!?」
「答えなくても判るでしょ?」
「えっそんな……学校の合宿先だよ!?レミちゃんがいいなら俺はいつでもいいけど
「間違えるなよ?答えはNoだ」
今夜のホテルとっときます!」
理解できない。
言葉の壁がツラいな……