私的日常記録

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私ももう高校生か……ついこの間中学に入学したと思ってたのにな




微センチメンタル?に浸りながらこの春から通う『私立赤青(せきせい)高校』に歩を進める。




だいたい赤青ってアカなのアオなの?


どうしてこの二色をチョイスしたんだろう?




私がこの高校を志望した動機はまぁ、ありがちだけど親の薦めな訳であるが、


最初は名前なんて気にしてなかったけどいざ通うとなっなたら色々気になってきた。


やっぱり制服基準で高校名決めたとかかな?



学校へと続く道を歩くまだテカッてない綺麗な制服に身を包んだ、恐らく同級生になるであろう人達に目線を向ける。


この学校の制服は女子のスカートがチェックの赤、男子のズボンがチェックの青だ。




私立なだけあってなかなかカワイイので気に入ってるけども……




まぁ名前なんて何でもいいか、覚えやすいし




何とも勝手な解釈だが仕方がない。


こんな変な名前つける創設者が悪いな。








教室には既にチラホラと席につく新しいクラスメートの姿が見受けられる。


私の中学からは数人しか来ていないから多分、誰とも同じクラスにはならないだろう。




「席、出席番号順だって!」


「おゎっ……分かった。ありがとう。」




ビックリした……


現代っ子はいきなり笑顔で敬語なしで話し掛けられるんだな、……返せてよかった。



別にコミュ障ではないがおしゃべり大好き特技ですって訳じゃない。


どちらかと言えば、女子にしたらかなり冷めている方だと思う。




そんな私は特に誰かと話し込むわけでもなく、挨拶されたらしっかり返した。


一番最初にやるべきは人間観察だよね。


友達選び間違えたら(選ぶって言ったら失礼だけど)高校生活最悪になりかねないし。


ずっとボッチは嫌だからそこそこ気の合う子を見つけたいところである。

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