私的日常記録
変態の夜
亮介 side
「なぁ吉田、今夜だよな?」
「あ、何分かりきったこと言ってんだ?」
「ここ、俺等のホテルの部屋だよな?」
「そうだが?さっきからどうしたんだよ……」
分かりました?
時間、夜。場所、俺等の部屋。
前提条件オッケー?に決まってるよな!
ところで亮介って誰?
とか思ったそこのあなた!
安心してください。
レミちゃんの王子様ですよ!
だいたい俺の名前出てこなさすぎなんだよね⁉
レミちゃんだって「松田君」から進展しないし~
まぁレミちゃんの声で奏でられる「松田君」はその他大勢の「松田君」とは訳が違うわけで、そもそもレミちゃんと周りを比較するのが失礼っていうか比較出来ない存在だから?あの可憐で優しい芯のある少し高めの落ち着いた声に呼ばれるって考えるだけでもう男の事情が大変だからね、俺。何と言ってもレミちゃんはいつ見ても心安らぐ存在でいるだけで世界が華やぐ素晴らしさをみんなは判ってない。レミちゃんが歩けば愛用している『い○髪』の良い香りが鼻をかすめ、レミちゃんを前にすると後光が指すような神秘的な美しさと共に身長差から生まれる上目遣いがプラスされて全俺がゴートゥーヘブン。この前バスの中で撮った寝顔はバレないように待ち受けにはせずアルバムの隠しフォルダに入れてるんだけど開く度に鼻からトマトジュースが溢れ出ちゃってティッシュの消費量が半端ないからねもう。持参した分だけで足りるわけなくてもう何度保健の先生にお世話になったか分からないよ!「大丈夫?体調悪いの?」とか聞かれて「レミちゃんが好きすぎて心臓が痛いです」と答えたいけど先生にまでレミちゃんの可愛さが伝わるとかちょっと嫉妬しちゃうから我慢したよね!つまり何が言いたいかって言うとレミちゃん最高マジ天使ってことですね、はい。