私的日常記録
「おはよう諸君!私が1年1組を担当する長野 仁志 (ながの ひとし) だ。お前等、俺様のクラスで問題起こすなよ⁉」
お、おぅ……
教室の前のドアから入ってきた(多分)担任様はなかなか個性的でいらっしゃるようだ。
何て言うか、服とテンションがね?
だって諸君って……俺様って……。それに、
「先生の服は自前ですか~w?」
そう。担任の服装は、なんと言えばいいか分からないがキラキラで、教師ではない。
それでいいのか指導者よ……
「服が光ってんじゃねぇよ。俺様が輝いてるんだ。つまり自分をキラキラに出来るかどうかは諸君次第だ。世界で一番良い高校を聞かれた時、胸を張って赤青高校と言えるように楽しめよ!」
ハイテンションに対し諸君という言い回しがミスマッチだ。
でも……なかなか担任、長野先生好きかもしれない。
世界で一番良い高校、か。
環境なんて関係無い、良くも悪くも自分次第って事ね。
「それでは諸君!今日は入学式の後はHRだ。自己紹介と委員決めをするから考えておけ!」
その後体育館には各自移動となり、入学式もつつがなく行われた。
「うはっwww理事長ダンディ!」
席順が出席番号順だと教えたくれた子は席が隣のようだ。前後なのかな?
見た目と不釣り合いな言葉遣いとテンションでブツブツ呟いているがスルー。
高校最初の行事である入学式に対する私の感想はあれだ。
理事長はイケメンだった、まる