私的日常記録
私の帰路
玲美 side
「おはようサァヤ。とっても気持ちの良い朝だね?」
「そ、そうですねwwww」
「こんな日には何かしたくなること、あるよね?」
「あ……りますねぇww」
「それって何だろう?教えてくれる?実演で。」
「…………スミマセンっしたーーー!」
「2度目はない。」
「……はい。」
二度と除草しないと言っていたサァヤの口から草を無くすことに成功した。
土下座で許したんだから感謝すればいい。
「さ、早く朝ごはん食べて集合しよ。」
「はい。」
この後、笠原 玲美 のことを擽ってはいけないというお触れが1年1組に回った。
「おはよう。二人ともどうしたの?」
ホテルを出る前にフロントで行動班別に集合すると、何故か松田君と吉田君の顔色が悪い。
「俺の事を気遣ってくれるなんて、レミちゃんは女神のようだよ……」
「俺にもそう見える。」
「ん?」
ストーカーはいつもより正常だし、逆に吉田君は変なこと言ってる。
ストーカーは今のままで良いと思うけど、
「吉田君まで、どうしたの?」
「いや、…………気にすんな。」
まぁ吉田君がそう言うなら気にしないでおこう。