私的日常記録


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「ねぇレミ……」


「ん?」


「味噌なら床に落ちても割れないよね?」


「まぁね。で?」


「背中叩いてもいい?」


「…………味噌が無事でも私の服が無事じゃないよね。」





いきなり何を言い出すんだこの子は……


叩いてもいい?と聞いてきたサァヤの手は味噌(未完成)でべたべただ。


何をどう考えたらその手で人を叩いて良いと思えるか、是非聞いてみたい。


……聞かないけど。





「レミちゃん!俺を叩いていいよ!」


「遠慮します。」





私は別に人を叩きたいとか言ってないんだが、


コイツの耳は飾りだろうか?なら引きちぎっても構わないな、うん。



ピアス開けてるんだからそこから音が漏れちゃうんだ。




あれ?ピアス開いてる!?



勝手なイメージだけど松田君はアクセサリー類に無関心だと思ってた。


バカだけどチャラい感じはしないし、


実際ピアスもパット見気が付かないくらいの物を左右1つずつしてるだけ。





「れ、レミちゃん?そんなにじっと見られたら俺照れちゃうよ⁉」


「照れとけ照れとけ。」


「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」


「呼吸は自重しようか」





考えてる最中松田君を凝視していたらしい。


普段恥ずかしいこと言ってる罰だね、


精々恥ずかしがればいいさ!


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