私的日常記録
「時の使者が時計の歯車を弄び、我等に越えられぬ試練を与えたようだ……(テスト前の勉強時間は妙に長いのになんで試験中は短く感じるんだふざけんな!問題解き終わらなかったじゃないか!)」
「サァヤ……いつから患っちゃったの?感染するからこっち来ないでね?」
「迷惑そうに顔を歪めるレミちゃん!アルバムの種類が増えるね!」
変態の新しそうなスマホを奪いデータを全て初期化する。
苦情は受け付けない。サァヤに回せ。
「ヒwドwイwww」
テストは時に人格を崩壊させる凶器になるようだ。
4日間、13教科にも及ぶテストは終了し、良くも悪くも、結果はテスト返しを待つのみとなった。
「レミ!夏休み暇だから海行こう!」
「お嬢様、私の予定は聞かないんですか?流石ですね、お・嬢・様」
「ギャァーーー!!!」
サァヤがお嬢様呼びを恥ずかしがると分かってから、これはサァヤ撃退に使えると重宝している。
「レミちゃんの水着姿は俺だけのものだよ!」
「理由は聞かない鼻血を止めろ妄想野郎」
「レミちゃんの水着がエデンすぎるよ!」
「腰に巻き付くな、セクハラで訴えるぞ」
「レミちゃん腰細いねはぁはぁ」
「気持ち悪い!」
スマホダメージが感じられない変態に物理的なダメージを与え引き剥がす。
なんか委員長がコレを回収するのが日常と化してるんだが、今度チ○ルチョコでも献上しよう。
「私の家の別荘だから、タダでいいよ?」
「サァヤお嬢様何処までもお供します」
プライド低いとか言うなよ?
サァヤの家マジ物だから、あの家見たら別荘もきっと異世界だって考えるさ
買収されるのも悪くない。