私的日常記録
「過ぎ去りし我が栄光を掘り返す下等な愚民共が神である我の後輪を待ちわびているようだ……(テストとか受けたらもう結果とか返さなくていいよね?1教科しかやらなくていい教師共に、テストの結果どうこうで補習に呼び出されるとか意味わからないんだけど!)」
「テスト返される前から諦めるなお嬢様」
主用教科のうち赤点が3つ以上あれば夏休みは楽しい楽しい補習になるぞ、と学年主任のお爺ちゃんが言ってた。
今つ2つ赤点があるサァヤは崖っぷちだ。
例えサァヤが別荘に行けなくても私は一人で行くぞ?というか一人のがいい
「出席番号順だ。さっさとテスト取りに来い」
「オーマイゴッド」
「さっき大川さん家のお嬢様が『神である我』言ってたよ?」
「周りに敵しかいないよヒィィwwwww」
浅倉君が担任に「俺様の前で頭が高いぞ」とか言われキセキの技術で成す術もなく倒されるのを横目に自分の番を待つ。
「サァヤどうしたの?顔色が悪いよ?」
「分かってるのに、その貴重な満面の笑みを向けるレミ様鬼畜ww」
元気のない友人を励まそうと思ったのに酷い言われ様だ。
もう私笑わない方がいいのか?
「レミちゃんの笑顔フォルダが増えるね!」
「さっき消したのは!?」
「バックアップは完璧だよ!」
「よし今度家まで案内しろ」
「大胆なレミちゃんとかwelcomeだよ!」
「ノコギリとゴミ袋とガムテ、あとは毛布とシャベルがあればいいかな?」
「バラバラ殺人wwwwww」
ウェルカムの発音が良くて耳についたのでたまたまあったガムテープで口を塞ぐ。
はぁはぁという呼吸音も防げて一石二鳥だ