私的日常記録
「次、大川」
「フッ……逝ってくる」
「あ、私も行かなきゃ」
悟りきったサァヤに歩くのが遅い速くしろ、と激励をかましながら運命の紙(テスト答案)を受け取りに行く。
サァヤがマドンナの面影無しにベビメタよろしく頭を振る。
おめでとうと言っておこうか
「笠原、松田がプレイ中で取りに来ねぇから持ってってくれ」
担任よ、プレイ言うな
虫けらを見つめるような目で見つめれば今夜は空いてるぜ⁉とか意味わからないので取り合えず脚の長さ確認してみた。
おぉ!脚を振り上げて止まるまでかなり角度が広い。
「先生の泣き顔とかレアですね」
「笠原お前がドSだったとは知らなかったぜ……」
担任が授業は以上だと言い残し前屈みで教室を出ていく。
周りを見渡せば男子が脚の付け根辺りを手で抑え顔を青くしているではないか
「笠原、女には分かんねぇよ……」
「女であることを誇る。」
顔を青くして、震える声で訴える茂部君に女万歳と言葉を掛けてやり、お前のは頑張って守れよ?と激励の言葉まで掛ける私はなんて優しいことか。
席に戻るまでにお駄賃として変態の点数を見させていただくと、私より点数高かったとか、滅びればいいよ。