私的日常記録
「ちょっと、スミマセン」
「何よアンタ!?」
「スミマセンねお姉さん方。この人私の連れなの。離してくれます?」
「れ、レミちゃん……」
だからお願い。
誰も入ってこないで
「ごめんねレミちゃん、俺……」
「いや、松田君の容姿を考えずに一人で行かせた私のミスだよ」
残念な性格でついつい忘れてしまうが、松田君はイケメン。それも王子様フェイスなのだ。
ちょっとセンチメンタルに浸ってたら見事に視界の端からぶっ壊してくれやがって
「俺がレミちゃんをナンパから守ろうと思ってたのに……」
「真逆ですね。助けない方が良かった?」
「レミちゃんの隣が特等席です!」
「買ってきた物を献上したら許す」
「!! 全部どうぞ!」
「二人の分は残しとこうね」
「あれ?吉田と大川ちゃんは?」
「愛の逃避行なう」
「俺たちも「しないからね」……はい。」
お昼にでもなれば勝手に戻って来るだろう。
これは荷物番離れたら確実に死亡フラグだな。まぁ別荘戻れば会えるけど。
「松田君泳いでくれば?」
「俺はレミちゃんと一緒にいるよ!」
「…………そう言うと思った」