私的日常記録
「レミちゃん俺達も行こう!」
「手を繋ぐ意味が分からない」
「弾かれた……ガーン」
最近気が緩んでいた様だからな。引き締めていこう。
まぁ、サァヤ達の事を考えれば途中で上手く別れてあげるのがこっちの役割って事だ。
思う存分イチャイチャすればいいさリア充共。
「レミちゃんレミちゃんどれのる?何食べる?」
「お座り」
「ワン!ってえぇ!?」
「……お手」
「っ、喜んで!」
お嬢様のために、一肌脱ごうじゃないか。
特に好きなわけではないが、犬だと思えば多少のスキンシップは許せる。
「誰が繋ぎかたを変えていいと言ったこの駄目犬」
「俺の心の住人が!」
「戻しなさい!」
「ご主人様の命でもこれは譲れないワン!」
「こんの……はぁ、これ以上したら即座に殴り飛ばす」
「かしこまりました、レミ様?」
激しくブリーダーに預けたい。募集するので引き取ってくれ
「レーミー!早く~!」
「ごめん!今……あっ」
考えたら今手 繋いじゃったらこのまま行かなきゃじゃん!
痛恨の判断ミス、ここは吉田君に華を持たせようじゃないか。
「私お腹いたいからここら辺で少し時間潰すよ!先行ってて!」