私的日常記録


「レミ!遅い!夏が終わるww」


「そうだね、暑いからどっか建物なりアトラクションに入ろう?」


「ツッコミがないとボケはツラいwwwお化け屋敷に出陣するわよ!」




久々のハイテンションが胃にくる


もう光輝さんの優しさが恋しい。ピーチさんはいらない。




「ここはやっぱり男女ペアで吊り橋効果発生させるのがテンプレでしょ!?くっつけお前らwwww」


「もうくっついたリア充にアドバイスもらったウレシイナ」


「えっ!?くっついた?誰と誰が?」


「……吉田君?」


「……おう。」




マ、ジか……


そりゃあ連絡があそこで途切れた訳だよ。


というか私は今までフりフラレの関係のまま二人っきりにさせてたのか、紛らわしい手繋ぐなよ。



やりきれない思いでサァヤを睨むように見つめれば、何を勘違いしたのか「心配しなくてもレミは王子に守ってもらえるわよ!フラグ立ててきなwww」とか言い始めた。


だから私は暗いのもお化けもノープロブレムなんだってば



それよりも私は『おかわり』により繋がれた手から伝わってくる震動が気になって仕方ない。


イケメンの顔が真っ青だ。


松田君お化け屋敷無理か。もうヒーローとか、格好いいキャラ目指すの諦めた方がいいな




「はい、グッとっパーの分かれっこ♪」


「私グーね。」




結局サァヤ案が採用され、男女別れて2チームに別れる。


それはいいだろう。




「なんかごめん。」


「いや、しょうがねぇよ。」




そこはおまえで良かったとか言っとこうぜ⁉しょうがないとか吉田君が正直者すぎだ。

< 86 / 125 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop