紙一重
「つまり、早いうちに面識をとり、放課後二人きりで帰る、みたいなのを狙ってたの?」



「そ、そんなんじゃないし!・・・あ、でも放課後二人きりとか羨ましいかも」



杏子は基本的に考えが甘い、乙女と言うには少し行き過ぎている。



「第一、端から見れば杏子の方が先輩に見えるでしょ・・・」



ため息をつきながら杏子を見上げる。



ベンチに座っているので見上げるのは当たり前なのだが杏子の場合立っててもそれは変わらない。



身長179cm・・・乙女には似つかしく無い身長である。



「・・・グスッ」



なかなか心に来たようだ・・・
< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop