先輩、それはセクハラです。
「ほら、ついたわよ!!あとは自分で確認しなさいよね」
くっ…この人の壁を乗り越えろという私への試練なのだな!
受けて立つぞ夏樹!!
とやああああ
ごっふ…
つ、強い!強すぎる…私はこいつらに勝てない…あぁ…私はここまでのようだ。
どうにか掲示板を見ようと最後の力をふりしぼってぴょんぴょんしてみる
なんなんだ!!
いったいなんなんだ!!!!こいつら全員巨人族の血を受け継いでいるのか!!!!!!
すると急に腰を触られた。と思うとすぐに体が宙に浮いて私は巨人になった。
やったぞアダム!イヴ!!私はついに…!ついに巨人になったんだ!!!
私のクラスは…1年1組で夏樹も同じなのか。
ふと、下を見下ろしてみた。
そこには、私のスカートの中に頭を突っ込んで鼻息を荒くする男がいた。
「ちょ、突っ込んでないし鼻息も荒くないし!!!」
「きゃー痴漢だーーやられるーー(棒)」
「ぶちころすぞこら」
「こわいいーこの人か弱い女の子に暴言はいてくるーー(棒)」
「ひいろーって…え?あの、それどういう状況なの」
肩車状態で会話していた私たちの方へ夏樹がきた。
夏樹はわからないというような目で私を見つめてくる。
「この男、痴漢です」
「いやいやいや違うって!!」
「痴漢です。腰をいやらしい手つきで触ってきました。」
「いやらしいってどこが!?てか俺はお前が掲示板の前でぴょんぴょんしてたから掲示板が見えるように肩車してやっただけだよ!!!」
「ほほぅ…優しい痴漢さんなのですね」
「だあああかあああらあああああ!!俺は痴漢じゃねええええええ!!!!!!」