執事〈♀〉は狼たちに恋をする



たぶん、誰もが見惚れるほどカッコイイんだと思う。


そんな2人をホケーっと見ていると。


「何、見惚れてんだよー」


いきなり拓海くんが、つっこんできた。


「うぇ、あ、違いますよ!拓海くんもカッコイイ...かな?」


「疑問形やめろ」





「仲、いいな」


私たちを見て高良くんが、言葉を発した。


「だろーラブラブなんだよな!」


ハッハハと笑いながら、拓海くんが私の肩を抱く。


「そ、そうなんです~」


私もウフフとお上品に答えた。


何だろう、この茶番は。


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