執事〈♀〉は狼たちに恋をする
えぇ!?
まさかの褒め言葉。
てっきり、確信をつくことを言ってくるのかと。
「何、モデルとかしてる人?」
「いやコイツは、一般人だ」
「ふぅん...」
お世辞でも、瑠花くんに褒めてもらえると嬉しいなぁ。
「ありがとうございます」
「いや、別に。それにしても誰かに似てるんだよね」
やっぱり!
勘づかれてるよ!
「じゃ、他にも挨拶しないといけないから、そろそろ行くわ」
ナイスタイミングの拓海くん。
「まぁ、頑張れよ」
2人は快く見送ってくれた。