執事〈♀〉は狼たちに恋をする



「ちょ、いきなり何なん!?」


手を差し出して頭を下げている私に、御影さんは動揺しているよう。


いきなり失礼だったよね...


嬉しすぎてテンパってしまった。


「あの、ごめんなさい」


「まぁ、握手くらいええけど...」


そう言って御影さんは、私の手を握り返してくれた。


うわぁ...どうしよ...


今あの、御影さんと握手してるよ。


もう洗えない...!!










「おー、御影ー!」


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