妖と姫とその他の私。
「っつ、痛」
腕から血が流れでている
あまりの出来事にすっかり忘れていた
「鵺にやられたんだな、おい、けんと
かおりを屋敷につれてく。」
「‥‥あぁ」
そう言って私をお姫様だっこし、翼を広げはばたいた
「っちょ、こ、怖い!」
思わずけんとさんにしがみつく
痛みより怖さが勝つ
私は高所恐怖症で絶叫系も無理な人なのだ
「‥‥うるさい。暴れると毒がまわるぞ」
待って、毒って言ったよね!
そうこうしているうちに屋敷についた、