【更新中】花の名
「お、おは……ゲホ……おはよう瑞穂。っつーか力強すぎ。もっとやさしく挨拶してよ……」
「花梨、元気ないんじゃないのー!? 朝ごはん食べた!? 朝ごはん!! 食事は全ての基本だよっ! いつまでもそんな青白い顔してちゃだめっ! 憧れの高校生活……放課後の教室……先輩とのラブシチュエーション……はぁ、今日も1日楽しみすぎるっ」
あー。また始まった。瑞穂の妄想大劇場。
確かに私は、瑞穂の言うとおり常に青白い顔をしている。
自分ではそんな気にしたことが無いけれど、休みの日は基本的に店でお母さんの手伝いをしているだけで、外出するのは配達に行くときくらい。
それも近所の北際ドームが殆どだから、そんなに太陽の光を浴びる必要もない。それ以外の時間は部屋で本を読むくらいだし。
「花梨、元気ないんじゃないのー!? 朝ごはん食べた!? 朝ごはん!! 食事は全ての基本だよっ! いつまでもそんな青白い顔してちゃだめっ! 憧れの高校生活……放課後の教室……先輩とのラブシチュエーション……はぁ、今日も1日楽しみすぎるっ」
あー。また始まった。瑞穂の妄想大劇場。
確かに私は、瑞穂の言うとおり常に青白い顔をしている。
自分ではそんな気にしたことが無いけれど、休みの日は基本的に店でお母さんの手伝いをしているだけで、外出するのは配達に行くときくらい。
それも近所の北際ドームが殆どだから、そんなに太陽の光を浴びる必要もない。それ以外の時間は部屋で本を読むくらいだし。