【更新中】花の名
「こんなところにごめんね」と、常葉くんが謝ってくれた。
っていうか、常葉くんが謝る事じゃなくって、新居君が言うべきなんじゃぁ!?
と、彼の方を見ると、私を見てニコニコニコニコしている。
……ダメだ、コイツ。
「あ、あの、もう用事が無いんだったら帰っていいですか……?」
「そうだよね、混乱しちゃうよね。今俺たち、丁度仕事が1本終わって次の現場に行く途中なんだけど、急に新居が『花梨ちゃんに会いたい!』って言いだしてね……。学校が終わるタイミングだったし、こうしてちょっと待たせてもらったんだ」
「びっくりしたでしょ? 中園っち、ごめんね」
常葉くんは本当にできた人だな。この子犬系男子、渡邉くんもなんだか好感が持てる。
それに引き替え、お前、新居!
「えへへ、そうなの、花梨ちゃんに会いたかったんだよ~」
ってなんだそれ、お前、めちゃめちゃ周りに迷惑かけてるっぽいぞ。
「はぁ……。でも、私がここまで新居くんに気を掛けてもらう理由が分からないんですが……」
っていうか、常葉くんが謝る事じゃなくって、新居君が言うべきなんじゃぁ!?
と、彼の方を見ると、私を見てニコニコニコニコしている。
……ダメだ、コイツ。
「あ、あの、もう用事が無いんだったら帰っていいですか……?」
「そうだよね、混乱しちゃうよね。今俺たち、丁度仕事が1本終わって次の現場に行く途中なんだけど、急に新居が『花梨ちゃんに会いたい!』って言いだしてね……。学校が終わるタイミングだったし、こうしてちょっと待たせてもらったんだ」
「びっくりしたでしょ? 中園っち、ごめんね」
常葉くんは本当にできた人だな。この子犬系男子、渡邉くんもなんだか好感が持てる。
それに引き替え、お前、新居!
「えへへ、そうなの、花梨ちゃんに会いたかったんだよ~」
ってなんだそれ、お前、めちゃめちゃ周りに迷惑かけてるっぽいぞ。
「はぁ……。でも、私がここまで新居くんに気を掛けてもらう理由が分からないんですが……」