【更新中】花の名
――そうして言われるがままに連れてこられたのは、こじんまりとした個室。
ドレッサーが置いてあり、壁にはかわいいレースの白いワンピースがかけられている。

ま、まさか、こんなかわいい服着るんじゃあないよね……?


コンコン。


なんとなく嫌な予感が胸をよぎった時、ドアがノックされた。

「はーい」

「花梨~、はいるわよ~」

「お母さん!?」

扉を開けると、そこにはお母さんと、これまた身長いくつですか!?
ってくらい背が高くて、男の人なのか、それとも女性なのかが分からない中性的なヒトが立っていた。
< 38 / 47 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop