プラネタリウム―星に恋を―
 


私は怒りに狂い怒鳴り散らした。


周りの人たちは私のことを遠目で見ていたけど今の私にはそんなことどうでもいい。


「星羅!!」


体が跳ねるのがわかった。


だってあのいつも冷静な大和がいきなり怒鳴ったからだ。


「俺にはお前が重すぎる。それに比べてあいつは、百合はか弱いから守ってやんなきゃダメなんだよ!ごめんな、星羅。俺よりいい男見つけろよ。」


百合とは“あの”百合だろう。


学校でも1、2を争う美少女だ。


そんな人と私じゃ勝ち目ないか…。

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