ふたり
「つか敬語禁止だから!」
「え‥タメ口で、ですか‥?」
「もち!今のも駄目ね?」
あ‥
「あっ、出来るかな‥?」
悩む私に淳は、
「すぐ慣れるって。」
そう言って、私の頭にポンッと手を置いた。
―っ。だんだん顔が熱くなる。心臓がドキドキする。
淳の行動一つ一つにドキドキしてしまう。
私、大丈夫かな‥?
そんな事を考えていた。
「ぢゃ‥行こ-ぜ!」
そう言って淳は歩き出す。
―ッあ。急がないと‥。
私はトロイからいつも集団行動の時一人遅れて、迷惑をかける。
だから‥早く歩かないと!
そう思って、早歩きしようと思ってたら‥、
淳がこっちを見て、隣にきた。そして、私の歩幅に合わせて歩き始めた。
―え‥、合わせてくれてる‥?
そう、思うとまた顔が赤くある。
まただ‥。
私の心臓大丈夫かな‥?
ドキドキが止まらない。