恋色デイズ


無邪気に笑う顔が、とても可愛い。


これが……望月くんと、私の最初の出会いだった。


交流タイムが終わり、望月くんと私は別れて、それぞれの場所に整列し直して、新入生が退場し、終了となった。


教室に帰ってから、篠原先生の指示があるまで、ガヤガヤと騒がしかった。


「穂香ー、誰と組んだー?」


私も、愛梨と楽しく話していた。


「えっとね、望月くんっていう男子…」


「あっ、穂香も男子とだったんだ!」


「うん……。愛梨も?」


「うん!津田 珀くんっていう子!」


「へえ~」


愛梨も、男子と組んでたんだ。


「でねー、その子に、バスケ部勧誘して来ちゃった!」


「そうなんだぁっ」



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