恋色デイズ
次は、日本史。
歴史は、私の得意科目。
なぜなら、覚えるだけだから。
後は、教科書の重要な所を抑えれば、大体高得点が採れる。
だから、所謂暗記科目は、ほとんど得意科目に入る。
日本史、世界史、世界経済、地理まで、社会は全般得意。
でも、社会はノートをまとめるのが大変だから、私はいつも授業ギリギリまでノートまとめに時間を費やす。
だから、授業が終わっても、私は机にかじりついている。
「穂香、お疲れ~」
愛梨が苦笑いで私を見ていた。
「穂香先輩~」
「あ、望月くんじゃん」
ドアの前に、望月くんが立っていて、私を呼んでいた。
「愛梨、代わりに行って来て」