狂気の王と永遠の愛(接吻)を~イベント編~
王のみが狩る事を許された花
「…あのお方は…この国で一番高貴な花瓶に活けられると思います」
(あのお方?アオイの事か…?)
「…お前がそんな事いうとは思わなかった。花瓶か…確かに花のような娘だが、詩人みたいな言い方だな」
おかしそうに目を細めてブラストの肩を叩いたスカーレットは、アオイの居場所を聞き出そうと言葉を促す。
「…で?アオイはどこにいる?」
「…我々が立ち入ることの許されない場所です」
「それが花瓶か?なぜそんな場所にアオイが…」
「アオイ様は王のみが狩る事を許された花だからです」