狂気の王と永遠の愛(接吻)を~イベント編~
アオイ、懸命の足掻き
「……」
銀色の神秘的な眼差しが目の前で心細そうに鳴き声をあげる子猫へと向けられ、彼は片膝をつくと小さな体を胸元に抱き上げる。
『ダルドさまっ!私です!アオイですっっ!!』
「にゃぁ!にゃぁああっっ!!」
アオイは必死にダルドにしがみつき、涙をこらえながら懸命に訴える。
「アオイって…キュリオが付けた名前?彼女とても気に入っているみたい」
ダルドは子猫を抱えたままキュリオの傍へ歩いていく。
言葉は通じているみたいだが、子猫が自分へ自己紹介してくれたのだと思い込んでいる。
「…その子(子猫)がそう言っているのかい?」
「うん。アオイって言うんだって教えてくれた」
「…不思議なものだな…言葉まで理解しているとは…」
『違います!!私がアオイなんです!!』
「にゃにゃっ!!にゃぁああっ!!」
ジタバタとダルドの胸元で暴れる子猫。
危うく取り落としそうになった彼は…
「……?」
首を傾げ、子猫の訴えを読み取ろうとつぶらな瞳を覗き込んでくる。
銀色の神秘的な眼差しが目の前で心細そうに鳴き声をあげる子猫へと向けられ、彼は片膝をつくと小さな体を胸元に抱き上げる。
『ダルドさまっ!私です!アオイですっっ!!』
「にゃぁ!にゃぁああっっ!!」
アオイは必死にダルドにしがみつき、涙をこらえながら懸命に訴える。
「アオイって…キュリオが付けた名前?彼女とても気に入っているみたい」
ダルドは子猫を抱えたままキュリオの傍へ歩いていく。
言葉は通じているみたいだが、子猫が自分へ自己紹介してくれたのだと思い込んでいる。
「…その子(子猫)がそう言っているのかい?」
「うん。アオイって言うんだって教えてくれた」
「…不思議なものだな…言葉まで理解しているとは…」
『違います!!私がアオイなんです!!』
「にゃにゃっ!!にゃぁああっ!!」
ジタバタとダルドの胸元で暴れる子猫。
危うく取り落としそうになった彼は…
「……?」
首を傾げ、子猫の訴えを読み取ろうとつぶらな瞳を覗き込んでくる。