狂気の王と永遠の愛(接吻)を~イベント編~
闘志の炎
「アオイ様!ただいま戻りました!」
額に玉のような汗を浮かべたカイが苦笑しながら小走りにやってきた。カイはまさしく青春真っ只中!というに相応しく爽やかな風を纏っている。
「おかえり、カイ…」
「せっかく応援してくださったのに申し訳ありませんアオイ姫様…結局ブラスト先生からも負けしまって3位でした」
「十分凄いよ?カイはきっともっと速くなると思う」
「…姫様…」
「来年こそキュリオ様とブラスト先生に勝って認めて頂きますから!待っていてくださいねっ!!」
アオイも同じ気持ちでいてくれていると勘違いしたカイはどこか感動したように瞳を潤ませ、そして…彼らしい持前のガッツで闘志の炎を燃え上がらせていく、が…
「百年早い」
間髪入れずにキュリオの低い声が響いた。
「お父様…」
(お父様にとって百年は普通に考えられるけど、私たちにとっては…)
「っ!それでは困りますキュリオ様っ!!俺たち死んでしまいます!!」
「ならば…一生かかっても私の許可は得られないと思え」
「お父様…カイも…っ…そんな話やめよう?」
(どうして急にこんな事になっちゃったの?って私のせいだった……)
額に玉のような汗を浮かべたカイが苦笑しながら小走りにやってきた。カイはまさしく青春真っ只中!というに相応しく爽やかな風を纏っている。
「おかえり、カイ…」
「せっかく応援してくださったのに申し訳ありませんアオイ姫様…結局ブラスト先生からも負けしまって3位でした」
「十分凄いよ?カイはきっともっと速くなると思う」
「…姫様…」
「来年こそキュリオ様とブラスト先生に勝って認めて頂きますから!待っていてくださいねっ!!」
アオイも同じ気持ちでいてくれていると勘違いしたカイはどこか感動したように瞳を潤ませ、そして…彼らしい持前のガッツで闘志の炎を燃え上がらせていく、が…
「百年早い」
間髪入れずにキュリオの低い声が響いた。
「お父様…」
(お父様にとって百年は普通に考えられるけど、私たちにとっては…)
「っ!それでは困りますキュリオ様っ!!俺たち死んでしまいます!!」
「ならば…一生かかっても私の許可は得られないと思え」
「お父様…カイも…っ…そんな話やめよう?」
(どうして急にこんな事になっちゃったの?って私のせいだった……)