狂気の王と永遠の愛(接吻)を~イベント編~
二人の女神
「あれは…」
カイの眉間に深い皺が寄り、まるで何者からかアオイを守るように目の前に立ちはだかる。
「どうしたの?カイ…」
彼の広い背中からひょっこり顔を出したアオイの視線の先にあるのは…
キュリオの両脇に見覚えのない美しい人物が二人。
一人は炎のように真っ赤な短髪に長身の女性とそしてもう一人は…
「きゃーっ!キュリオ様お久しぶりです~!!私の事覚えていらっしゃいますかぁ!?」
そう叫んだ女はキュリオの胸元に飛びつき、至福の笑みを浮かべて頬を摺り寄せていた。
「…っ…」
間髪入れずその女性を引きはがしたキュリオ。が、アオイの瞳はしっかりとその場を目撃してしまった。
―――ズキ…
(…誰?)
「…アオイ姫様お気を付けください。あれは女神一族の末裔です」
「女神…一族……」
(…初代悠久の王様の時代から共にこの国を守ってきた気高き女性たち…)
カイの眉間に深い皺が寄り、まるで何者からかアオイを守るように目の前に立ちはだかる。
「どうしたの?カイ…」
彼の広い背中からひょっこり顔を出したアオイの視線の先にあるのは…
キュリオの両脇に見覚えのない美しい人物が二人。
一人は炎のように真っ赤な短髪に長身の女性とそしてもう一人は…
「きゃーっ!キュリオ様お久しぶりです~!!私の事覚えていらっしゃいますかぁ!?」
そう叫んだ女はキュリオの胸元に飛びつき、至福の笑みを浮かべて頬を摺り寄せていた。
「…っ…」
間髪入れずその女性を引きはがしたキュリオ。が、アオイの瞳はしっかりとその場を目撃してしまった。
―――ズキ…
(…誰?)
「…アオイ姫様お気を付けください。あれは女神一族の末裔です」
「女神…一族……」
(…初代悠久の王様の時代から共にこの国を守ってきた気高き女性たち…)