狂気の王と永遠の愛(接吻)を~イベント編~
疑惑の少女Ⅱ
さらに詮索しようとするスカーレットのもとに一人の男の声が近づいてきた。
「ここにおいででしたかっ!スカーレット殿!!」
「ブラスト…」
「ささっ!こちらのハチマキをどうぞお使い下さい!スカーレット殿に似合った赤いハチマキです!!」
「…俺には必要ないよブラスト。この髪があれば赤組だってすぐわかるだろ?」
スカーレットはアオイに言われた言葉をブラストに向けて笑いかける。
「なるほど!それもそうですな!!」
そしてその笑みはアオイにも向けられ…
「お前が赤組でよかった」
「…スカーレットさん…」
二人の視線が絡むが…すぐに逸らされ、真顔に戻ったスカーレットがキュリオに一礼する。
「妹が待ってるので俺は一度失礼します」
「…あぁ」
"一度"という表現にキュリオは眉をひそめたが、俊足の彼女の姿はもうそこにはない。
「ここにおいででしたかっ!スカーレット殿!!」
「ブラスト…」
「ささっ!こちらのハチマキをどうぞお使い下さい!スカーレット殿に似合った赤いハチマキです!!」
「…俺には必要ないよブラスト。この髪があれば赤組だってすぐわかるだろ?」
スカーレットはアオイに言われた言葉をブラストに向けて笑いかける。
「なるほど!それもそうですな!!」
そしてその笑みはアオイにも向けられ…
「お前が赤組でよかった」
「…スカーレットさん…」
二人の視線が絡むが…すぐに逸らされ、真顔に戻ったスカーレットがキュリオに一礼する。
「妹が待ってるので俺は一度失礼します」
「…あぁ」
"一度"という表現にキュリオは眉をひそめたが、俊足の彼女の姿はもうそこにはない。