いつかの想い
ーーーー放課後になり、家に帰る。

私はシャワーを浴び、服を着替える。

濃いめの化粧をして、大人っぽいワンピースにジャケットを羽織る。

私は、橘 さくらから

ーーーー【マリ】に変わる。

夜のネオンが輝る街を歩き、あるバーに入る。

そしてカウンターに座りカクテルを頼む。

しばらく飲んでいると、後ろから肩に手が置かれ振り向くと

「やあ、マリ。」

高そうなスーツに身を包んだ30歳くらいの男が、汚い笑顔を見せる。
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