一滴の優しさを
お願い



「夏子、お願いだ」って

目の前で


拝まれても



「私でなくて彼女にしなさいよ、そんな事は・・・・振った事は覚えてる?」


「別れてわかった、夏子が一番だと」


「今更私彼いるんだよ?」


「あぁあいつ?話つけた、女紹介したら尻尾振って行った」


なんなの?

こいつ 木本 祥平


外堀埋めた?


ため息ついて
頭を抱えた



「なあ、夏子はお袋に信頼受けているから俺と別れたのばれたら俺は・・・」


私には関係ないんだけど?




「祥平の女関係全て綺麗に切れたらね、祥平に関わったらろくな目にあわない、今度こそ私あの世に行ってしまいそう」


「俺が全力で守る」


前もそういって
いの一番に逃げ出したのは
どこのどいつだ?


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