一滴の優しさを
変なメールだ
「祥平早く夏子んところに行きな、早く夏子のところに、ヤバイよこれ・・・大学の時の夏子みたい」
「大学の時何かあったのか?」
「おおあり、夏子祥平にこっぴどくフラれた時、大量に睡眠薬飲んで意識なくなった、あの当時の女性からもこっぴどく言われた、その子がこの南武さんだった、一度ならず2度も祥平を・・・それなのにへらへらと夏子に隙すら与えず自己中に一緒に暮らすってどういう事?」
また今度って祥平は夏子のマンションに向かった
『夏子、俺から逃げるな、夏子がいないと俺は、俺でなくなる』
マンションについた
夏子の部屋の明かりは消えていた
急いでドアをたたいた
ドアノブをまわすと開いた
ゾッと入った
「夏子・・・・いるか?」
電気つければ
ビールの空き缶と夏子も転がっていた
抱き起こして
抱き締め「夏子、ごめん俺の言葉が足りないから夏子に迷惑かけた」
ベッドに連れていき布団をかけた