一滴の優しさを




「「遅い」」

ごめん、南武さんまくのに苦労した


「まだあいつが?旦那呼び出すしかないな?」

「「知ってるの(か)」」

「まあな・・・・」て電話した
すぐ来るとの事


南武 徹也
南武総合病院の息子
俺の幼馴染み
イタズラも一緒によくした仲だ

その徹也が小百合にひとめぼれした
見合いをさせて欲しいと言った

徹也がその気なら
小百合に嫌われるように振る舞った

二人は意気投合して結婚した

したらしたで、徹也が忙しくなりすぎて今に至るところ


「祥平って、慈善事業?小百合さん本気だったのに、やっぱり口技が巧妙なんだ?」

「;木本、やっぱり営業職天性なんだ、会社のためその巧みな話術を使って頑張れよ」



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