一滴の優しさを



どんな時でも祥平が傍にいてくれた

私は嬉しかった
離れたくなかった

私が祥平に恋し始めた


祥平にしがみついた
抱き締め返して
それから
深く
深く
深く
私の中に入った

祥平に溺れた

二人で・・・幾度も、幾度も

今までを忘れるかのように

「祥平・・・・」

「夏子・・・・」


夏子の中に・・・

夏子は・・・祥平に解き放され
気を失った




夏子も不安なんだろ
俺も夏子を失いたくない


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