一滴の優しさを
崩れ去る
そのまま会社は休職した
祥平の見事な溺愛ぶりに
岡田に骨を抜かれたって笑われていた
しかし夏子は
嬉しくないのか?
すぐに体調を崩し
部屋にとじ込むようになった
その日
たまたま俺は有休をとり部屋にいた
携帯がなる
「夏子でないのか?」
非通知だった
スピーカーにして
電話を繋げた
事細かく1日何をしていたか
話していた