ただのジャンケンDeath(デス)
~最初の挑戦者~
モニターにまた、明かりが灯った。




竹中が「あっ」と声をあげた。




「あ?何だよ?」





乱同が聞くと、竹中がゆっくりと映し出された文字を読み始めた。





「機械に選ばれた二人のうちどちらか、


またはどちらもがイスに座らなかった場合は選ばれた二人が死亡します。


……………………」





竹中の言葉がつまる。






「おい、どうしたんだよ。はやく言えよ。それで終わりなのか?」




乱同が聞く。






「このゲームを放棄しても死亡します」






「………………は?」





ゲームを放棄しようとしていた乱同はその言葉に驚く。





「このゲームは“高校二年生”の中で一人しか生き残れません。



第一ステージが開始されます。



ゲームは一日一回のみです。



数を減らしたければ自主制でゲームをすることも可能です。



ゲーム以外で殺すと殺した人も死亡します」








どうやらここまでで終わりなようだ。
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