ただのジャンケンDeath(デス)
山中の顔が明るくなる。
「で、できれば乱同くんと森田さんもさそってくれないかなっ?」
「‥‥‥‥‥‥‥‥分かった。
乱同は多分連れていけるけど、森田はダメだと思う」
「‥‥‥‥‥‥‥!ありがと!
じゃあ、また明日ね。私もう寝るね」
そう言って山中は就寝した。
僕は乱同の方へ向かう。
「晩飯。ちょっとだけでも食いにいこうよ。
ほら、勝つためには、エネルギーが必要だから」
慣れもしないことを言い、顔がひきつる。
「‥‥‥‥‥‥‥‥あーー、わかったよ。食おうか。明日のために‥‥な」
そうだ。明日も生き残るために‥‥‥‥!
森田は‥‥‥‥‥‥
森田の方を見たが、まだ震えている。
無理に動かさない方がいいだろう。
特に何も問題はなく、僕と乱同も就寝した。
森田はまだ震えていた。寝たのかどうかもわからない。
ただ、‥‥‥‥ずっと‥‥‥‥‥‥震えていた。
何かにおびえるように。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。