初めての恋
智也と学校で分かれてそれから俺は今からバイト。
ダブルデートの為にお金を貯める♪それにもうすぐ愛菜の誕生日~。
「いらっしゃいませ~。」
バイトは俺がよく行く近くのファミレス。
いろいろな客の相手に疲れた…。立ちっぱなしで足パンパン…。
でも愛菜の為に頑張るから♪
家に帰り愛菜に電話をした。
プルル~。
ドキドキ…。いつも電話はドキドキする。
「もしもし?」
出るの早いな。愛菜はいつも3コール以内に電話を取ってくれる。
「もしもし。今大丈夫?」
「うん。大丈夫♪それより今日帰り遅かったね。何かしてたの?」
愛菜に連絡してなかったんだ…。ヤバッ…。心配かけちゃったよな。
「あ~、ちょっとな。」
「…そっか。」
俺が正直に言わないから愛菜のテンション低くなったじゃないか。
「バイトしてたんだよ。」
「バイト?どこで?」
「秘密~♪」
「なんで?」
「だって愛菜来るでしょ?」
「行くよ♪」
即答だなぁ~。働いてる姿なんて絶対見られたくない!!
「恥ずかしいから教えない。」
「教えてくれてもいいじゃん!!」
絶対教えない…。
あっ、話題をかけよう♪そしたら愛菜もこれ以上聞かないよな。
「愛菜。ダブルデートさぁ~。」
「…ぅん。」
行かないとか思ってる?
「遊園地と動物園と水族館だったらどこがいい?」
「行かないのかと思ったぁ~♪良かった♪」
やっぱりな。
「でっどこがいい?」
「水族館♪私イルカのショーみたい♪」
遊園地って言われなくて良かったぁ~♪
「何で水族館が良かったの?」
「動物園は暑いから動物たちバテてそうで遊園地は高い所嫌いだから♪」
「まじ?俺も高い所嫌いだよ。」
「一緒じゃん♪なんか嬉しいね♪」
「ホントだな。」
些細なコトだけど凄く嬉しい♪